プルータスコラム

工場見学

杉田製線 工場見学 ー市川編ー

加藤(祥)本社
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こんにちは。東京営業部の加藤です。
(加藤は平和島と本社に1人ずついるのですが、私は本社勤務の加藤です!)

工場見学に参加させて頂きました!

少し前になってしまいますが12月5日(土)杉田製線様のご厚意で、東京、市川工場を見学させて頂きました。日頃お客様へお届けしている材料がどのようにして製造され出荷されているのか、
普段扱っている材料について学べる貴重な時間でした。

今回私からは、市川工場の見学についてお話させていただこうかと思います。

市川工場は、杉田製線様のHPに敷地面積 35,727 ㎡と記載がありました通り、とても広かったです!敷地の中には沢山の建物がありました。
(方向音痴な加藤は一人で歩いたら迷ってしまいそうです…)

杉田製線様は線径0.4mm~最大50.0mmまで、形状は丸線を始め異形線も製造しており、
“ POCS ”(ポックス)という独自の生産管理システムによって1コイル毎に材料を管理しているそうです。

市川工場では!

市川工場で主に製造されているのは冷間圧造用鋼線(CH線)、オイルテンパー線、スチールファイバー、無機高分子凝集剤(ポリテツ)。
線径の太いもの(決まった基準はないそうですが、目安は線径20.0mm以上)を中心に製造されています。
工場見学中に、CH線で一番太い線径52.0mmの材料を拝見。実際に触らせてもらいました!「線材」と聞いて細いものをイメージしていましたが、実物は大きくて太いコイル材で驚きました!

工場の中は…

作業をしている建物の中はとても綺麗に整頓されていていました。
足元にも色のついたラインが引かれ、その内側を歩けば安全と一目で分かるようになっていた為
とても歩きやすかったです。
油や金属特有のにおい等、少々きついのかなー…と構えていたのですが、換気がきちんとされていたので、あまり気になりませんでした。
作業場の至る所に掲示板があり、情報共有を徹底しているなぁと感じました。

伸線工程では、実際使用しているダイスを見せていただきました。
見せていただいたものはリンゴ1個くらいの大きさで、イメージしていた大きさより
小さかったです。(加藤は小玉スイカくらいをイメージしていました…)

現場で働く女性の姿が…!

工場内にある試験室を見学中に、現場で働く女性の姿を見かけました。
工場での作業仕事は男性のイメージがとても強かった為、驚きました…!
作業着を着て働く女性の姿は、男性とは違った格好良さがありますね!
(ちなみに杉田製線様では現場で働いている女性はお一人です。自ら現場を希望されたとのこと)

工場内の見学終了後、事務所へ戻り質疑応答の時間がありました。
残念ながら私は市川工場見学後に質問することが出来ませんでしたが(少し心残りです…)、
他の営業の皆さんが質問していた内容とそれに対しての杉田製線様の回答を、
一部ご紹介します。

Q.市川工場の月間製造量は?
A.月に約6,000トン(冷間圧延用:ばね用→7:3)、ちなみに東京は2,000トン
2ヵ所の工場の製造比率は大体、市川:東京→6:4程。

Q.伸線工程でのキズの検査で、ダメになったところが見つかった場合の対処は?
A.カットして処分します。オイルテンパー線に関しては、伸線後は熱処理工程に行ってしまう為、その場でカット。

Q.溜まった油の処理は?
A.リサイクルするものもあれば、廃棄処理するものもあります。

 

最後に・・・

普段 内勤業務の加藤は、実際に製造や出荷をしている現場を見る機会があまりなかったので
とても新鮮な気持ちで見学させていただきました。
まだまだ知識不足なところもありますが、これからも皆様にご指導いただきながら、
精進していこうと思います。

ありがとうございました!