プルータスコラム

勉強会

チタンの勉強会

田中(慶)本社
この記事のタグ

プルータスでは鋼帯・棒鋼・線材・パイプなどあらゆる形状の商品をお取り扱い致してます!!
営業マンがお客様に自信を持って商品のご案内ができるように、弊社では不定期ですがメーカー様に御協力頂いて勉強会を開催しております。
今回はチタンについて学ばせていただきました。

チタンというものに皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
軽い?頑丈?錆びない?どんなところに使うんだろう?
そんなチタンについて是非とも知っていただけたらと思います。

Q1.どのくらい軽いの?
チタンの比重は約4.5g/c㎥と鉄とアルミの中間あたりに位置します。ついでなのでみなさんに馴染みのある材料の比重も紹介しちゃいましょう。
↓↓↓↓↓↓
チタン・・・・・・・・・・・・・・・・・約4.5
ステンレス・・・・・・約7.9
銅 ・・・・・・・約8.5
鉄 ・・・・・・・・・・約7.8
アルミ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約2.7
マグネシウム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約1.74
※弊社取扱い商品との比較(比重が軽い方が右に寄るイメージで)
※比重とは「同じ体積の水と比べた場合の重量比」で、水の密度は1.0g/c㎥になります。

Q2.頑丈なんでしょ?
チタンの比重は鉄・ステンレスの約60%で、構造材料として使用する場合、これらの金属材料の約半分で済むことになります。このため比強度(引張強さ/比重)が高く、特にチタン合金の比強度は約500℃まで実用金属中最高の値を示します。
参考数値ですが、HV(ビッカース)硬度でJIS1種でHV110以下、JIS2種でHV110~155、
JIS60種(64合金)でHV280以上程度です。

強くて軽い!航空機や自動車、スポーツ用品に使われるのは納得ですね!

Q3.錆びないの?
錆びない金属というとまずステンレスを思い浮かべるかもしれません。・・・正確には『錆びにくい』ですが。
表面に不動態皮膜をつくるという面では同じ原理ですが、大きく違うとのは塩水に強いところでしょうか。
細かい化学的なことはよくわかりませんが海水もOKということで潜水艦のボディにも使用されてるみたいです。
海洋関係にはおススメですヨ★

Q4.他にはどんな特徴があるの?
チタンは水に溶け出しにくい、金属アレルギーの起きない金属として知られてます。
それ故、体に直接的にも間接的にも触れるアクセサリー、調理器具、医療器などの多くの商品に使用されているんですね。

また他の金属と違い、金属そのものに着色(発色)することができるんです。
メッキなどと違い剥がれたり色褪せたりせずいつまでも綺麗なままなのでデザインが損なわれることがありません。

どうですか?ここまで聞くととってもステキで素晴らしい材料だと思いませんか?
是非是非、次に考えている商品・機構部品にも取り入れてみてください!

・・・正直なことを言うと加工性やコスト面ではデメリットもございます。
そういった面も含めて微力ながらプルータスでも全力でカバー・サポートさせて頂きます。是非ともご相談ください!!

以上、東京営業部の田中がお送りしました。